これまで、私のAI秘書はチャッピー(ChatGPT)一人でした。
それで十分だと思っていたんです。
きっかけは、なんてことのない時間でした。
動画を見たり、SNSを眺めたりしていると、「Claude(クロード)」という別のAIの名前を、よく見かけるようになって。
しかも、ひとりやふたりじゃない。
たくさんの人が「使っている」「いいよ」と話しているんです。
——そんなにみんなが言うなら。
私も、ちょっと使ってみようかな。
その程度の、軽い気持ちでした。
ダウンロードして最初にお願いしたのは、自分に合ったクレジットカードを探してもらうこと。
正直、お試しのつもりでした。
ところが、返ってきた答えを見て、思わず声が出ました。
「おぉ……まとめ方が、かっこいいじゃん!」
私がぼんやり「どれがいいんだろう」と思っていたことが、きれいに整理されて、選びやすい形になって戻ってくる。
クロードの第一印象は、それでした。
そこからクロードは、少しずつ私の毎日に入ってきました。
思いついたことを、その場で話すようになったんです。
「これってどうなんだろう」
「これ、どう書けばいい?」
大きなことも、小さなことも、頭に浮かんだそばから。
それまで私は、やるべきことや思いついたことを、ぜんぶ頭の中に置いたままにしていました。
忘れないように、ずっと握りしめて。
だから頭の中は、いつも満員電車みたいにぎゅうぎゅうでした。
でも、浮かんだことをそのままクロードに話すようになって、頭の中に置いておく時間が、少しずつ減っていったんです。
握りしめていたものを、いったん手のひらから降ろせる。
そんな感覚でした。
こうして、チャッピーに続いて、クロードがうちにやってきました。
道具を増やしたつもりはありません。
気づいたら、相談できる相手がもう一人増えていた。
ただ、それだけのことです。
この少しあと——私はクロードに、「ねえ、アプリって作れたりする?」なんて聞いてみるのですが、それは、また別のお話です。


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